少子高齢化による人手不足が深刻化する中で今、産業用ロボットに注目が集まっています。そこで今回は改めて産業用ロボットを導入するメリットについてご紹介します。
1.生産性の向上
産業用ロボットを導入する最大のメリットが、生産性の向上です。そもそもロボットは人があまりやりたがらない仕事や出来ない仕事、人がするには危険な仕事を効率的に行うために開発されました。ロボットは24時間365日休むことなく、働き続けることが可能なので24時間生産が可能になります。また、生産効率が変わらないので、生産計画も立てやすくなります。
さらに、単純作業などのロボットができることはロボットが行い、人でしかできない付加価値の高い創造型の仕事を人が行うことで生産性を飛躍的に高めることができます。
過酷で危険な環境下での作業をロボットに任せることも可能です。例えば、福島第一原発での廃炉処理では、産業用ロボットが使用されています。
2.採用の安定と人財の早期育成
中小企業の場合、採用に苦労されているところが多いのではないでしょうか。特にいわゆる3Kと呼ばれる現場では、「若い方を採用しても定着しにくい」というお声をよくいただきます。しかし、産業用ロボットを導入し、ロボットを操作する方を募集することで、「若い方が入ってくれるようになり、定着してくれるようになる」、ということがよく起きます。また従来であれば、熟練スタッフの技量に追いつくまで時間がかかっていたものが、ロボット操作で熟練スタッフの技量に早く追いつくことが可能になり、人財の早期育成に繋がります。
3.製品品質の安定化
産業用ロボットを導入することで、生産現場で発生する人的要因による不良を最小限に抑え、製品品質の安定化を実現できます。また、クリーンルームや衛生管理が求められる環境において、人の手を介さないので安全性が高まります。
4.事例
当社では、これらを踏まえ、様々な自動化設備提案を行っています。事例としては、下記のようなものがあります。